Winding Road

手探りで進む曲がりくねった道。その先でしか本当のものとは出会えない……

天網恢々

やはりさあ、

お天道様は、

見ているんだよ。

 

悪事は隠せないもの。

 

今はよくてもね、

必ず漏れ出してくるんだ。

 

君は普通の感覚の人ではないから、

すっかり忘れて、

やり過ごせるかもしれないけれど、

周囲の普通の人は、

そうはいかないんだよ。

抱えきれなくてなって、

綻び、

いつしかそれを晒してしまいたいと思うようになる。

まっとうな人ってのは、

そういうものだ。

自分も無傷ではいられないことになるのに、

抱えきれず、

白日のもとに放り出す。

 

「何が悪いの?」と君は言うかもしれない。

 

では、

教えてあげよう。

 

「何が悪いの?だって?

 それはね、

 君が悪いんだよ」

 

 

 

 

凡庸な悪

まさに、

ハンナさんがいうところの

 

凡庸な悪

 

まみれの日本である。

 

官僚は権力を持っている政治家の言うことなら、

正義に反することでも

唯々諾々と受け入れて(嬉々として、かもしれない)

やっちまう。

 

 

東大卒業しても、

凡庸な悪人になるんじゃ、

なんのために高い教育費を払ってきたんだか、

泣くね、ほんと。

 

 

見渡せは霞が関アイヒマンだらけだ。

 

お似合いな二人

安倍と羽生。

 

すっげーお似合いじゃん。

 

まさに類友。

 

おともだちに便宜(思わず便器って入力ミス→変換してしまっていた。いや便器のままでもいいかも)供与は安倍くんの十八番だもの、

国民えーよ賞くらい

何度でもプレゼントしちゃうよん。

 

きっと羽生は大喜びしているだろうねえ。

「俺って、さいこー!」

「俺の人生、勝ったあああああ!」って(爆笑)。

 

イチローも、内村くんもみんな

「あー、断っておいてよかった〜。俺のチョイス、正しかったな」って

今頃苦笑しているだろうなあ。

そうだね、君たちの判断は大正解だったと思うよ。

賢明だった。

 

森友問題がかなりやばいから(一面に抜かれたし)、

ここは羽生を使って目眩しってところか?

とりあえずテレビジャックできれば、

ウヨは騙せる、日和見連中は騙せる、BBAは騙せるって踏んだんだろう。

(わかりやすすぎる)

 

それにしても受賞理由に

「右足の怪我」を挙げたのは、どうかと思うよ。

診断書も出ていないし、怪我の箇所を専門医も診断できなかったんだし(本人談)、地雷踏んだかもね(ま、自業自得だね)。

 

羽生くんは「名誉」がほしいらしいから、次は「叙勲」かな?

どんどん上げちゃってよ。

調子にのりまくる羽生を冷たく眺めて楽しむことにするから。

 

 

 

 

 

memo 続きの続き

ダニエル・コーエン『経済成長という呪い』から 備忘録続きの続き

 

燃え尽き症候群は、今世紀の新たな病だ。現代において故障するのは、機械ではなく人間自身になったのである。」

 

ベンヤミンは、経済成長には三つの宗教的な構造があると記した。一つめは、経済成長は宗教として機能することだ。つまり、経済成長に関係しない考察は、すべて不敬として退けられるのだ。二つめは、経済成長は、「休みなく、そして情け容赦なく」であることだ。つまり、経済成長の示す論理は突き詰めなければならないのだ。三つめは、異議を唱えると、異端者として糾弾されることだ。つまり、富を生み出すための独創的な努力を惜しむ者は、呪われた者なのだ。」

 

「現代の経済成長の原動力は、労働強化と気候変動のリスクであるため、失業と雇用不安、精神的なストレス、環境危機というトライアングルの地獄は待ち構えている。(中略)物質的な経済成長では、未来に展望を持てず、また地球の瓦解を避けるために必要な方策に理解を示せない、気の滅入った人々で成り立つ社会になってしまう。」

 

終わり

 

まったくもって、この呪いはだいぶ強烈だ。

 

 

 

memo 続き

ダニエル・コーエン『経済成長という呪い』から 備忘録続き

 

「感覚と運動をうまく調整する作用こそがコンピューター化されない身体的な活動だという(中略)、コンピューターにとっては、高度な知能テスト(例:チェスの対局)をこなすのは容易だが、二歳の子供とサッカーをするのはとても難しい。たとえば、われわれが何気なく行う、食器の縁で生卵を割る作業などは、チェスの対局よりプログラムするのがはるかに難しい。」

 

「感覚と知覚の面での進化は数百万年かけて高度になった一方。数学的な推論の面での進化はつい最近のことだ。だからこそ、それらの作業をコンピューターで再現するのは、はるかに容易だということだ。」

 

「実際に、アメリカは二つの国を一つにした国家だ。一つは、アジア諸国のような成長率を謳歌する国だ。そこでは全人口の一%にあたる最富裕層が暮らし、この三十年来、彼らの経済成長率はおよそ七%だ……。もう一つの国には残りの九九%が暮らし、彼らの経済成長率は「ヨーロッパ型」の一〜一・五%だ。そして経済が少しでも失速すれば、全人口の九十%の経済成長率はゼロになる……。」

 

「社会が将来に備える能力は、驚くほど低い。」