Winding Road

手探りで進む曲がりくねった道。その先でしか本当のものとは出会えない……

対話のための対話はしないんじゃなかったっけ?

あら?

 

安倍くんは、北朝鮮とは対話のための対話はしないんじゃなかったっけ?

 

 

それはともかく、

 

いまさら、

 

対話って叫んでも、

 

相手にしてもらえるんですかね。

 

さんざんコケにしてきてさ、

 

いまさら、

 

「キム委員長を直接対話しなければならない!」って

 

意気込んでもね、

 

「ばっかじゃねえの?」って

 

国際社会のみなさんは思っていると思うよ。

 

 

ここまで拉致問題を棚ざらししておいて、

何が

 

安倍内閣の最重要課題です」

 

だと?

 

被害者家族のみならず、国際社会の前でよくもまあ啖呵切れるもんだ。

 

 

 

でも、まあ、なんというか、病的な楽観主義者だよね、安倍って。

 

そりゃさ、いくらトランプだって、

極東からすっとんで駆け込んできた人のお願いを

無下に断るようなことはしないでしょーよ。

相手の弱みだから、ディールに使えると思うのが普通だし、

そういうカードをみすみす手放すようなアホはしないでしょうから、

そりゃ、そりゃあ、

「必ず話題に挙げる」と返事するだろうよ。

 

問題は、話題に挙げてもらえることの言質を取ったどー!を、

半分問題解決したぞー的に舞い上がるところさ。

 

一ミリも前進していないのに、ゴールは目の前的な言動をすぐに取る。

 

 

日朝首脳会談をするってことが何を意味するのか?

安倍くんはよーく考えてみた方がいい。

それは「拉致問題を解決する場」ではありえないことがなぜわからない。

安倍くんが否定する戦前、戦中の日本の悪行に詫びを入れ、

損害補償の額を決めるのが、

日朝首脳会談という場なのではないか?

 

まずは詫びて、補償してからだ、と返事をされたら、

安倍はどうするつもりなんだろうね。

それでも、拉致被害者のために最大限の努力と犠牲を払う覚悟があるのか?

それとも。。。。

 

 

想像するに、最悪のシナリオは、

詫びも補償もしたくない安倍が

 

拉致問題安倍内閣の最重要課題とは言ったことはあるが、

 そういう意味で言ったわけではない!」

とか言い出したり、

 

突然「新しい状況になったので」と言い出し、

拉致問題の定義そのものを変えて拉致問題そのものをなかったことにしたり、

 

そんな地獄のような展開にならないことを

ただただ祈っているよ。

 

残された時間と戦いながら、家族の帰りを待つ人たちの気持ちなんて、

あいつは理解できない。

それだけははっきりしているからね。

 

まったくもって、

国境線が溶けてなくなるような時代にあって、

こんな程度の低いモラルと知性しかない人が

大きな顔して総理大臣しているという、

 

己の不運と不幸を

 

この国の人間は、奥歯をギリギリ噛み締めながら、

呪うべきだと思うよ。