Winding Road

手探りで進む曲がりくねった道。その先でしか本当のものとは出会えない……

勘違いしないでよ

クロ現の道徳必修化の番組から

怒りがまるで収まらない。

 

怒りが収まらないので、勢いで書いておく。

 

つい先日我が家で実際にあった会話

 

下の子「ママ、ずっとずっと長生きしてね」

 

私「ママはね、明日死んでもいいと思っている」

 

下の子「明日死んじゃうの?」

 

私「人がいつ死ぬかなんて誰にもわからないよ。でも、明日絶対に死なないとは言えない。いつ終わってもいいように今日やるべきことはやって生きているんだよ」

 

下の子「ママがいないと困るよー」

 

私「何が困るの?」

 

下の子「ご飯とかー、掃除とかー。」

 

私「そんなもん、誰にだってできるでしょ。ご飯自分たちで作ればいいじゃない」

 

下の子「できないよー」

 

私「できないんじゃなくて、していないだけでしょ。自分でやればいいんだよ。そうやって自分は何もやらない、誰かにしてもらうこと前提っていうのは変だよ。自分には何ができるかってどうして考えないの?」

 

下の子「・・・・・・」

 

別の日

 

下の子「ママは生まれ変わったら、ママになりたい?」

 

私「なりたくない。絶対になりたくない」

 

下の子「どうして?」

 

私「つまらないから。自分の中につまるものがないからね。退屈だし。大変だし。いいことない」

 

下の子「ママってたいへんなの?」

 

私「じゃ、1日試しにやってみれば?」

 

下の子「・・・・・・・。やだ」

 

私「ほら。やだって言ったじゃん。ママはそもそも生まれ変わりたくないよ。これまで振り切れるほどやるべきことをやりきっていたし、もう十分。あとはそのへん空気になって漂っているわ。」

 

下の子「おれはママがいいな。また」

 

私「そう? でも、ママはいいや。もう十分。でもさ、あんたも子供にそう言ってもらえる大人になりなよ」

 

下の子「うん」

 

世の中のみなさん、お母さんには無償の愛とか、母性とか、生得的に備わっているなんてそれって盛大な勘違いだよ。

そう振る舞っているだけだよ。

だからね、進んでやっているなんて思わないでよね。

進んでやっていると思うなら、代わりにやってみればいい。

やれるもんなら、やってみな?

私はこんな毎日一回こっきりで十分だ。

人間の生活も十分だ。

 

子供にそんな返事をするなんて、残酷?

 

だって、それが真実じゃない。

 

その残酷さはあなたたちで構成される社会が私に押し付けているものでしょ。

それをありのままに見せているだけだよ、私は。