勘違いしないでほしい
最近のマスコミ(ジャーナリストを含む)は、
勘違いしている。
国民は、
政治家に完璧さなんざ求めちゃいない。
完璧に右、完璧に左なんて、役たたないのが目に見えているからだ。
理想は理想。
理想が現実化するなんて、はなから計算に入れていない。
そんな気持ち悪い世界、ごめんだ。
理想はかなわないから理想でいられる。
必要なのは、
現実の世界の複雑さへの忍耐力と、
好き、嫌いを行動の基準に設定しない、人としての最低限必要な理性だ。
この世は一人の政治家の愚かさで簡単に完膚なきまで破壊することができる。
しかし、賢明な一人の政治家だけで立て直すことはできない。
壊すのは簡単だが、
立て直すのは至難の技だ。
政治家には、己の理想と現実をきちんと分別できる人になってもらわないと困る。
そのはざまで葛藤しつつも、止揚しようとしている人に対して、
聖人君子でないと後ろ指を立てるような愚かな姿勢を
マスコミは厳に慎むべきだ。
綺麗な絵がほしいだけ。
マスコミのそういう姿勢がこの社会を作り出したのではないか?
勘違いしないでほしい。
だれも理想ゴリゴリも政治家なんて求めちゃいない!
そういうのはもううんざりなんだよ。