難解だがこの上なく面白い
ガブの新著『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』を読む。
もちろん、難しい。
ガブが日本滞在中につぶやいたことを拾い集めた本だが、
そのへんのエッセイ集とはわけが違う。
とくに「Ⅱ章」
まあ、とにかく知の越境ぶりは半端無い。
何回か読めば、きっと隙間が埋まっていくんだろうと思っているが、
自力でできるかはわからない。
(頭は大して良くないので)
が、
どうしてこんな世の中になったのかは、
腑に落ちた。
もやもやを言語化してもらった感じだ。
大晦日までにもう一度読み直したいと思っていたら、
27日にガブのテレビ番組が予定されていることが判明。
「Ⅱ章」を取り上げた内容だった。
超絶ラッキーじゃん。
年明けにも番組が予定されているので、
楽しみにしている。
さて、この後は何を読もうか。
とりあえず、今年の復習をかねて、アレントにしようか。
今の世の中を生きなければならない者としては、
「悪の陳腐さ」を噛み締めておくことも必要だろう。