誰も褒めてくれなくなったから
自分で自分を褒めてみました。
ってのが、今の日本人なんだろうな。
「どうして褒めてくれないんだよ!」
小学生低学年の男子がよくする癇癪みたいなものか。
お母さんが昔のように褒めてくれないどころか、
「もっとできるでしょ」と文句を言ってくる。
昔はもっと簡単に褒めてくれたじゃないか!
話が違う!
これと大して変わらんなあ。
確かにすっかり日本は褒められなくなったね。
何をとっても低調だから、仕方ないんだけど、
我慢できないわけだ。
でも、自分で自分を褒めるってさ、
滑稽だぞ、かなり。
自分を特別に思いたいからって、差別かまして、それって余計惨めじゃない?
差別しないと、特別になれない己。
惨めなんてもんじゃない。
誰かを傷つけないと、満たすことができない己。
こんな役立たずで無意味な存在があるだろうか?