寛容のパラドックス
寛容さを否定する思考・思想には
徹頭徹尾不寛容でなくてはならない。
寛容さを理由に、
不寛容な思想や思考の存在を許せば、
寛容さを滅ぼすことになる。
不寛容な思想には不寛容を貫く。
これが寛容な社会を維持するのための唯一の方法である。
受け入れてはいけないのだ。
仕方が無いとあきらめてはいけないのだ。
愚か者なのだから黙って聞いて無視すればいい、というのではだめなのだ。
いかなる不寛容にも不寛容であることを
表明し続けなければならないのだ。